フェルスタッペンがF1イギリスGPで6連勝!ノリスとハミルトンは壮絶な2位争い

McLaren driver Lando Norris of Britain, left, leads during the British Formula One Grand Prix race at the Silverstone racetrack, Silverstone, England, Sunday, July 9, 2023. (AP Photo/Luca Bruno)
|
|
イギリス、シルバーストーン(AP) – ブラッド・ピットが新作映画の撮影のためにF1グリッドに加わったその日、ディフェンディング・チャンピオンのマックス・フェルスタッペンは、F1ファンが2位争いに心を奪われる中、自身の勝利のカメオ出演にとどまった。
スタートでランド・ノリスにリードを奪われ、それを奪い返したことを除けば、日曜日のフェルスタッペンのクルージングは、またしても6連勝を飾ったが、ノリスと7連覇中のチャンピオン、ルイス・ハミルトンとの2位争いのようなハリウッド的なドラマはなかった。
レッドブルが圧倒的な勝利を収め、その後ろでメルセデス、フェラーリ、アストンマーティン、そしてマクラーレンが2番手争いを繰り広げるというのが今シーズンのパターンだ。
ピットが出演予定のF1をテーマにした映画の撮影は、架空のAPXチームのブラック&ゴールドのマシンを使い、F1セッションを中心に週末を通して行われていた。ピット自身と共演のダムソン・イドリスはスタート前にレーシングスーツでグリッドについた。
フェルスタッペンはチームメイトのセルジオ・ペレスとの差を99ポイントに広げた。レースでの1位は25ポイントを獲得する。
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、スタートでマクラーレンのノリスに抜かれた。レッドブルは今年10戦全勝、2022年の最終戦を含めると11連勝となり、1988年にマクラーレンが記録した11連勝に並んだ。
ノリスは予選でまさかの2番手グリッドを獲得し、後退が予想されていたが、レースを通してフェルスタッペンの最側近であり続けた。
セーフティカーによる再スタート後、理論上はより速いタイヤを履いていたハミルトンとホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げたが、2位をキープして自身とマクラーレンにとって2021年以来のベストリザルトとなった。「素晴らしい戦いだった」とノリス。
7番手からスタートしたハミルトンは、シルバーストーンでキャリア14回目の表彰台を獲得した。「僕がやったんじゃない、観客がやってくれたんだ。エネルギーを感じたし、応援も感じた。だからあそこまで戻ってこられたんだ。」
マクラーレンのルーキー、オスカー・ピアストリはハミルトンのメルセデスのチームメイト、ジョージ・ラッセルを抑えて自己ベストの4位に入った。
ペレスは15番手スタートから6位に入り、5戦ぶり4度目の表彰台を逃した。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが7位、ウィリアムズのアレキサンダー・アルボンが8位と健闘した。
ケビン・マグヌッセンが52周目の33周目にハースの後方から炎をあげて故障したため、フェルスタッペン、ノリス、ハミルトンといったドライバーたちはセーフティカー先導のもとでピットインするチャンスを得た。フェラーリは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツがピットインしたばかりだったため、敗者に含まれる。彼らはそれぞれ9位と10位でフィニッシュした。
レース主催者と警察は、環境活動家たちがサーキットを襲撃した昨年のような抗議デモの再発を防ぐため、厳戒態勢を敷いた。その中には、サーキットの入場ゲートに顔認識システムを導入する警察も含まれていた。
ドライバーたちは、サーキットでの抗議活動が繰り返されることは、自分たちやサーキットに入る抗議者たちの安全を脅かすことになると警告していた。昨年の抗議活動は、クラッシュによる赤旗中断の直後に行われた。
日曜日のグランプリ前には、環境保護団体『Last Generation(ラスト・ジェネレーション)』がドイツのニュルンベルクで開催されたDTMスポーツカーレースのスタートを遅らせた。
By JAMES ELLINGWORTH AP Sports Writer
Translated by DeepL